福井県坂井市にある観光名所・東尋坊の岩場を毎日のように自殺企図者がいないかパトロールしていますが、人工知能と言われているAIに人生が狂わされてしまったという、これまでにはない恐ろしい事案が二件ありました。 今年6月19日の午後6時ごろのことです。某芸術学科の大学1年生で10代後半の女性が東尋坊の岩場最先端に座り込み考え事をしていたのです。そこは場所が場所だけに不審に思い声を掛けたところ、急に泣き出したため抱きかかえて相談所まで来てもらいました。 そして話を聴いたところ、こう打ち明けてくれました。「高校時代にイラストの絵を描いて全国表彰を受けたことがあり、高校時代の先生に推奨されて芸術大学に入学しました。しかし大学生活を送って3カ月、授業にAIが導入されており、そのすごさと恐ろしさを体験しました」。 それは、描こうと思ったテーマを入力するだけで簡単に素晴らしい絵が描かれてしまうのと、授業の研
自室で仕事をしていたら、22時前になっても次男が風呂に入った様子がないので見に行くと、立ったまま鉛筆を握りしめて泣いていた。 机の上には一枚のプリントがあり、タイトルを見ると、来たる「二分の一成人式(にぶんのいちせいじんしき)」で発表する自分の将来の夢とその理由を記入する欄が空白になっていた。 私たちが子どもの頃にはなかったけれど、今の日本の小学校では、成人の1/2の年齢である10歳を迎えたことを記念して小4を対象に行われる「二分の一成人式」が広く浸透しつつあるらしい。 長男の時、私は抗がん剤治療の真っ只中で体調が悪く、参加することができなかったので詳細を知らない。子どもの成長を祝う素敵な行事なのかしら、くらいに軽く考えていたが、次男と会話するうちに、これはなかなか厄介だなと思えてきた。 小4の男の子ならYouTuberとかじゃないの? 以下、やりとり。 「将来の夢とか、やりたいことなんか
動画をご覧いただきありがとうございます。自閉症がわかって療育を開始するまでの、個性的な行動とゆっくりな成長を写真と動画で振り返りました。この動画をご覧いただくことで自閉症について多くの人に知っていただける機会になればうれしいです。たくさんのあたたかいコメントをいただき本当にありがとうございます。▼ブログリンクです...
先日、仕事で機会があって少年院に行った。 住んでいる区域内のわりと土地勘もあるエリアで、あ、そういやこっち側には曲がったことがないな?という道の先にそれはあった。 古いがさっぱりとしておりよく手入れされた建物で、80年代のドラマで観た刑務所然とした趣はまるでなく、来客用のエリアで私物をすべて預け、鍵のかかった扉を2つ経ると そこは病院のような、映画で観た外国の寄宿舎のような趣の場所だった。 打ち合わせで会った職員のひとりはこう言っていた。 「普通がなにかわからない子たちなんです、非行しか知らないような子が大半なんです。少しでも普通の世界を見せてあげたくてこういった授業を行っているんです」 それを聞いて正直少し怖気づいた。 いままで生きてきてずっと自分は普通で平凡な人間だと思ってきた。中流家庭に育ち中間程度の学力で普通に大学まで出て就職した。 だけど自分が「普通」のモデルケースとして「普通じ
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