本と数学に関するCruのブックマーク (2)
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世界的な人気を誇るサイエンス・ライター、サイモン・シンの邦訳著作は、なんと累計120万部を超える。数学の天才たちの人間ドラマを追う過程で数学の真髄を伝えるノンフィクションの名作﹃フェルマーの最終定理﹄︵新潮文庫︶は、いまも、ロングセラーの記録を伸ばしている。サイエンス翻訳の名手として知られ、サイモン・シンの全著作を手掛ける翻訳家、青木薫さんが、﹃フェルマーの最終定理﹄訳出の舞台裏を振り返る。翻訳の過程で起きたドラマのような出来事、その時、あの著名な数学者はなんと言ったのか――。︵本文・青木薫︶ ﹁数学を伝える﹂ために、翻訳者として日頃努力していることを書いてほしいというお申し入れがあった。しかし、あらためて考えてみると、数学を伝えるために翻訳者にできることは、ごくごく限られているように思う。訳語を工夫するといっても限度があるし、妙に砕けた言いまわしは、かえって内容を伝えにくくする面もあると
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﹃ABC予想入門﹄PHP研究所 黒川重信・小山信也/著 まず先に書いておかなければならないことがある。僕は本書の内容のほとんどを理解することが出来なかったということだ。これまで数学に関する一般書は結構読んできたが、これほど難解で、何が書いてあるのか分からない本も久しぶりだった。とにかく、それぐらいこの﹁abc予想﹂というのは難しいのだ。 僕が﹁abc予想﹂の存在を知ったのは、2017年だったと思う。ある時ネット上で、﹁宇宙際タイヒミュラー理論﹂という謎めいた単語が大いに話題になっていたのだ。 何だろうと調べてみると、この理論は、2012年に京都大学の望月新一教授が発表したものであり、この﹁宇宙際タイヒミュラー理論﹂によって﹁abc予想﹂が証明されたのではないか、とネット上で大いに盛り上がっていたのだ。 しかし、2012年に発表された理論が何故2017年に話題になっていたのか。そこには、数学
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