リチャード・アーミテージ元米国務副長官が朝日新聞のインタビューに応じ、日本政府が米国主導の﹁有志連合﹂構想・海洋安全保障イニシアチブへの参加は見送りつつ、ホルムズ海峡周辺のオマーン湾などへの自衛隊派遣の検討を決めたことを﹁素晴らしい判断だ﹂と称賛した。また、国際政治において米国がリーダーシップを発揮できていないとして、日本が果たす役割に期待を込めた。 アーミテージ氏は、ブッシュ︵子︶米政権で国務副長官を務めた、共和党知日派の筆頭格。ただ、トランプ米大統領が外交を﹁取引﹂ととらえていることで同盟国との信頼関係を損ない、国際秩序に悪影響を与えているとして強く批判している。 米国が呼びかけている﹁有志連合﹂についてアーミテージ氏は、﹁すべての作戦は信頼から始まる﹂と発言。イラン・イラク戦争が続いていた1980年代に周辺海域で似たような連合を組んだ時には40カ国以上が参加したのに対し、今回は参加国