世界中で人気を集めているスマートフォン向けのゲームアプリ、ポケモンGOについて、東南アジアのマレーシアでは、宗教指導者らが﹁イスラム教の教えに反する﹂などとして利用しないよう強く求める声明を発表しました。 これに先立ち、マレーシアの宗教指導者らで作る﹁イスラム評議会﹂は5日、声明を発表し、このアプリが﹁イスラム教で禁止されているギャンブルにつながるおそれがある﹂という見解を示しました。そのうえで、﹁イスラム教の教えに反する﹂として、このアプリを利用しないよう強く求めています。 マレーシアは人口の60%以上をイスラム教徒が占め、イスラム教を国の宗教に定めています。ポケモンGOをめぐっては、これまでにもサウジアラビアやエジプトなどイスラム教徒が多くを占める中東各国で否定的な反応が相次いでいます。