シャープは3月17日、世界初の﹁蚊取空清﹂︵蚊取り機能付きプラズマクラスター空気清浄機、型番は﹃FU-GK50﹄︶を発表した。蚊の習性と空気清浄機の吸引力を利用し、薬剤を使わずに蚊取りシートで捕獲するというもの。昨年秋からマレーシアなどのASEAN地域6カ国で販売して好評だという。日本では4月23日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では5万円前後︵税別︶になる見込みだ。 先行して販売を始めたシャープマレーシアの担当者は、﹁ASEANでは快適な生活空間を保つため、空気ケアと同時に蚊対策も重要だ。日常的に殺虫剤で対策しているが、健康への不安も同時に感じている﹂と指摘する。﹁そんな中、日本のメンバーから空気清浄機で蚊がとれるかもしれないと聞き、一緒に取り組んだ﹂と開発の経緯を説明した。まず蚊の習性を学ぶため、マレーシア保健省医療研究所︵IMR︶と共同検討をスタート。67回もの実証テス