LGBTをめぐる寄稿などで批判を受け、休刊になった月刊誌「新潮45」について、新潮社の佐藤隆信社長が12日、東京都内で開かれた新潮ドキュメント賞と小林秀雄賞の贈呈式で「会場には『新潮45』でお世話になった方々が大勢いらっしゃっていると思いますが、みなさんに原稿料をお支払いするチャンスがまた減ってしまったということで、大変申し訳なく思っています」と語った。佐藤社長が「新潮45」の問題について公の場で語るのは初めて。 佐藤社長は両賞を主催する新潮文芸振興会の理事長。「お騒がせした結果、休刊になってしまいました。大変申し訳なく思っています」と述べ、「これからも新潮社はしっかりとした言論活動をしていく所存です」と続けた。来場した出版関係者らは静かに耳を傾けていた。 新潮ドキュメント賞は、これまで「新潮45」誌上で発表されてきた。今回の受賞作、古川勝久さんの「北朝鮮 核の資金源」(新潮社刊)も、特別
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