米軍普天間飛行場︵沖縄県宜野湾市︶の名護市辺野古への移設計画を巡って、安倍晋三首相が6日のNHK番組で﹁土砂の投入にあたって、あそこのサンゴは移している﹂と述べたことが波紋を広げている。実際に防衛省沖縄防衛局が移植したのは土砂投入区域外の一部のサンゴ。首相による﹁印象操作﹂と受け取られかねない発言だけに、政府は打ち消しに懸命だ。 番組では、辺野古沿岸部での昨年12月14日の土砂投入開始を踏まえ司会者が﹁沖縄県民の理解をどう得るか﹂と質問。首相はサンゴの移植に言及するとともに、﹁絶滅危惧種が砂浜に存在していたが、砂をさらって別の浜に移していくという環境の負担をなるべく抑える努力もしている﹂と述べた。
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