中国軍とインド軍が国境付近で2か月以上にわたってにらみ合いを続けた事態を受けて、インド軍の全国司令官会議が開催され、国境が画定していない中国との境界付近に部隊を速やかに展開するため、周辺の道路の整備を急ぐ方針が確認されました。 こうした中、インド軍は今月9日から首都ニューデリーで全国司令官会議を開催し、13日に声明を発表しました。この中でインド軍は﹁あらゆる不測の事態にいつでも対応する準備を怠ってはならず、兵器と兵力を必要な場所にすぐに配置できることが重要だ﹂などとして、中国との国境付近のインフラを整備する方針を明らかにしました。 具体的には両国の間で国境が画定していない4か所の境界につながる道路を重点的に整備し、2020年までに完成させるとしています。 インドでは中国側に比べ、インフラ整備が遅れていて、軍事的な緊張が高まった際も、部隊が迅速に展開できないおそれがあると指摘されていました。
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