8月上旬にウィルコムが薄さ9.9mm、質量60gの同社最薄・軽量モデルとして発表した安価な新型PHS端末「WX01UT」が発売早々販売一時停止となったことが明らかになりました。 同モデルはカメラやブラウザ、Java、Flashプレーヤー、赤外線通信、メモリーカードスロット、イヤホンジャックなどを一切搭載しておらず、さらにEメールにも非対応(ウィルコムユーザー間で最大全角45文字を送受信できる「ライトメール」のみ対応)な事実上の音声通話専用端末でしたが、着信できない不具合が発見されています。 WILLCOM|ユーティースターコム社製端末<型番:WX01UT>の一時発売停止について ウィルコムのプレスリリースによると、同社が8月23日 (火) に販売を開始したユーティースターコム社製PHS端末「WX01UT」において、一部のIP電話からの着信ができない事象が確認されたため、販売を一時停止するそ
TSR企業コード:29−603951−9 (株)ウィルコム(港区虎ノ門3−4−7、設立平成2年10月、資本金50億円、久保田幸雄社長)は2月18日にも、東京地裁に会社更生法適用を申請することになった。 負債総額は1732億6900万円(平成21年9月30日時点)にのぼり、通信業者としては過去最大の負債規模となる見込み。 ジーエルグローリーリーシング(有)が前身。当初は、レバレッジド・リースを行うスキーム上の必要から設立された特別目的会社(SPC)で、実質的には休眠状態にあった。 平成16年10月に旧・ディーディーアイポケット(株)の営業権を継承し、PHSサービスを開始するとともにディーディーアイポケット(株)に商号を変更。平成17年2月現商号に変更した。 20年3月期は新機種導入や新サービス料金(新つなぎ放題)などが奏功し、営業収益は2540億7300万円と過去最高を計上。その後、加入者数
経営再建中のPHS事業者ウィルコムが、18日にも東京地裁に会社更生法の適用を申請する方針を固めたことが明らかになった。同社から支援要請を受けている、官民による企業再生ファンド「企業再生支援機構」は25日までに正式に支援決定する見通し。新たなスポンサーのソフトバンクと国内投資ファンドも出資方針を内定済みで、日本航空と同様に大口債権者とあらかじめ再建計画で大筋合意を得ておく「事前調整型」での法的整理となる。 法的整理に踏み切るのは、350億円にのぼる社債の圧縮や、取引銀行に債権放棄を求めるうえで、透明性と公平性を確保するのが狙いだ。社内や機構の一部では、信用低下を心配し、法的整理への反対意見もあった。しかし、債権放棄額を巡って難航していた取引銀行団との交渉が合意にこぎ着け、機構やスポンサーの支援見通しも固まり、深刻な顧客離れは避けられると判断した模様だ。 機構は更生法の適用申請後、1週間以
経営再建中のPHS大手ウィルコムのスポンサーにソフトバンクが名乗りを上げたことが28日、わかった。ウィルコムの約445万人の顧客基盤を取り込むほか、PHSの基地局網を携帯電話にも活用するのが狙いの模様。実現すれば、PHSを巻き込んだ携帯電話業界の再編となる。 ただ、取引銀行との交渉は支援の条件などを巡り難航している。交渉は年明け以降も続く見通しだが、正式決定までは曲折も予想される。 国内唯一のPHS事業者のウィルコムは9月、黒字経営ながら、私的整理の手法の一つである事業再生ADRの手続きを申請した。高速な通信ができる次世代サービス「XGP」の本格展開に向けて、過去の設備投資に伴う有利子負担を軽減するのが狙いだった。 約1千億円の債務の元本の残高維持と返済延期を求められた、三菱東京UFJ銀行やみずほコーポレート銀行などの取引銀行は「携帯電話との競争が激化しており、経営の先行きが不透明」
経営再建中の簡易型携帯電話(PHS)最大手ウィルコムの支援企業として携帯電話3位のソフトバンクが名乗りを上げていることが26日、明らかになった。 ウィルコムが抱える約400万人の顧客や高速通信ができる「次世代PHS」の技術を取り込み、首位NTTドコモや2位KDDIを追撃する。大手5社体制の携帯電話業界は新たな再編の場面を迎える可能性が出てきた。 ウィルコムの支援企業には複数のファンドの名前が挙がっており、ウィルコムの筆頭株主である米系ファンド、カーライルが年内にも支援企業を決定するとみられる。通信事業の実績に乏しいファンドが再建を果たせるか未知数でソフトバンクによる支援が有力との見方もある。 ウィルコム買収を目指すソフトバンクは条件としてウィルコムが抱える935億円の債務の一部について金融機関が放棄することを求めている模様だ。〈関連記事8面〉
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