高齢化に伴う死者数の増加で、遺体を長期間火葬できない﹁火葬待ち﹂が問題になっている。業界団体が今年6月に発表した初の全国調査では、6~8日間の火葬待ちが全国で生じている実態が浮き彫りとなった。火葬を待つ間に、遺族には心理的・金銭的な負担がのしかかっている。 ︻写真︼火葬件数の多い﹁友引明け﹂は、職員も火葬炉の準備で忙しくなる 今年1月に父親を亡くした大阪府守口市の女性︵50︶は、﹁葬儀場から遺体安置に1日2万円ほどかかると言われ、あきらめた﹂と語る。火葬までの5日間、女性はひつぎを自宅に置かざるを得なかったという。﹁冬場だったが遺体が傷んだため、化粧で隠して送り出した。できればきれいなまま送ってあげたかった﹂と振り返る。 ここ数年、人口が集中する都市部を中心に火葬待ちが起きている。厚生労働省の人口動態統計によると、2022年の死者数は過去最多の156万8961人で、前年から12万9105人
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