北朝鮮が平壌市の規模を半分にしたワケ 特別待遇を続けるのが困難に 北朝鮮が﹁革命の首都﹂平壌の面積をほぼ半分に減らした。これについて高麗大学のチョ・ミョンギ教授らは﹁北朝鮮の食糧難と直接的な関係があるとみられる﹂との見方を示している。 ︵1︶平壌も食糧難で大きな影響 北朝鮮は最近、米国など国際社会に対して幅広く食糧支援を求めている。韓国政府筋によると、北朝鮮で1年間に必要な食糧は500万トン程度と推定されているが、ここ数年は常に100万トン以上不足しているという。これまで北朝鮮は韓国や米国などからの支援で不足分を埋め合わせてきた。しかし李明博︵イ・ミョンバク︶政権発足後は、韓国から送られていた毎年40万トンほどの食糧支援が途絶え、米国も食糧の分配に透明性が確保されないとの理由を挙げ、2008年から食糧支援をストップしている。韓国政府筋は﹁昨年、北朝鮮は“2号倉庫︵軍の備蓄米︶”を開放し、そ