関連トピックス地震ラクイラ中心部の教会は、大地震から3年半たった今も復元工事が続いている=22日、石田博士撮影ラクイラの位置 ︻石田博士=ラクイラ、行方史郎=ワシントン、杉本崇︼イタリア中部ラクイラの地震をめぐって科学者が裁かれた。被告は学者や政府の担当者ら7人。詳細はまだ明らかにされていないが、ラクイラ地裁の判決は、﹁地域での大地震の可能性を予測しながら、行政側に正確に伝えなかった﹂とする検察側の主張を踏まえ、求刑を超える禁錮6年の実刑だ。反発ととまどいが広がった。 裁判官が、早口に判決を読み進める。﹁6年?﹂﹁6年! 7人とも!﹂。市民や報道陣が詰めかけた狭い法廷は、ざわめいた。 問われたのは、地震国につきまとう問題だ。科学者から行政、市民にどのように情報が伝えられ、どんな結果を招いたのか。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインす