深刻な中国軍の腐敗 戦闘機や戦車が次々…忽然と消えた非ステルス兵器 今年の全国人民代表大会︵全人代︶で、軍幹部らに握手して回る胡錦濤前総書記︵手前右︶と習近平総書記︵手前左︶。中国指導部にとって、軍紀の緩みは由々しき内憂だ=3月14日、北京の人民大会堂︵AP︶ 素材や形状によりレーダーに捕捉されないステルス性能を備えた米軍F22戦闘機が日本に配備されると公表された2007年1月、小欄を仰天させるニュースが流れた。中国人民解放軍戦闘機が﹁忽然︵こつぜん︶と消えた﹂という。ステルス兵器開発は中国軍の悲願だが、技術上の課題は残っているはず。訝︵いぶか︶しく思いつつも記事の先を追う。結果、﹁忽然と消えた﹂のは﹁密売﹂に因︵よ︶った。香港の月刊紙・動向などが報じた﹁2004~05特殊案件調査チーム﹂の捜査資料には、自衛隊では有り得ぬ“異大︵いだい︶”な数字が並んだ。中国軍人の巨額﹁役得﹂ 陜西︵せん