﹇マドリード 11日 ロイター﹈ - スペインの憲法裁判所は11日、北東部カタルーニャ自治州の分離独立に向けた動きを阻止するためにスペイン政府が行った申し立てを受理し、同自治州の分離独立プロセスを差し止める決定を行った。これにより、スペイン政府と同自治州の政治的な対立は一段と深まっている。 カタルーニャ自治州の州議会は9日、スペインからの分離独立プロセスの開始を宣言する決議を可決し、独立支持派は18カ月以内の完全独立を目指していた。 憲法裁判所は11日の決定で﹁︵カタルーニャ自治州の指導者が︶独立プロセスの差し止めに応じない場合、違反とみなされる可能性がある﹂と警告した。9月の選挙で選ばれた同自治州の議員らはすでに憲法裁判所の判決に従わない方針を表明しているため、今後の展開は不透明だ。 ラホイ首相は11日、﹁︵憲法裁判所への︶提訴は州議会の決議への対応にとどまらず、国全体を守るための措置