︿事務次官まで務めた厚生労働省を退官した後、平成29年4月から津田塾大に新設された総合政策学部の客員教授として教壇に立つ﹀ 社会課題にチャレンジできるリーダーシップのある女性を育てるというのが学部のコンセプト。自分のやってきたことが役に立つと思い、授業を持たせてくださいとお願いしました。 ︿大学の創立者、津田梅子は女性リーダーの先駆けで、女性の地位向上に生涯をささげた﹀ 旧労働省に入った頃の大先輩だった赤松良子さん︵元文相︶や森山真弓さん︵元法相︶が津田塾出身で、社会へ出て、仕事をする女性を多く輩出してきた。今こそ、女性を社会にきちんと送り出していくのに大事な時期だと感じたし、一度大学で教えてみたかったんです。 もともとは、先生という仕事はとても無理だと思っていた。子供に対する影響が大きいじゃないですか。でもなぜか、若い頃から﹁先生に向いているんじゃないの﹂とか、初対面の人と職業の話になる
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