︵CNN︶ ウクライナの親ロシア分離派が支配する地域2カ所を、ロシアが﹁独立国家﹂と承認したことについて、ケニアの国連大使がアフリカの過去の歴史を引き合いに出し、植民地主義の遺産への執着は﹁支配と抑圧の新形態﹂のリスクをはらむと批判した。 ロシアは21日夜、ウクライナ東部のドンバス地域に位置する﹁ドネツク人民共和国﹂および﹁ルガンスク人民共和国﹂を自称する地域の独立を承認し、軍部隊の両地域への派遣を命令。ウクライナに対する軍事活動を急激に活発化させた。 ケニアのマーティン・キマニ国連大使は21日、国連安全保障理事会での演説で﹁この状況は我々の歴史と重なるものがある。ケニアとほとんど全てのアフリカ諸国は帝国の終えんにより誕生した﹂と発言。﹁我々の国境は我々自身が引いたものではなく、遠く離れた植民地本国のロンドン・パリ・リスボンで引かれたものだ。いにしえの国々への配慮もなく、彼らは引き裂いた﹂