森友文書の書き換え問題でいろいろと大変になっている中、とても気になるニュースを耳にした。 それは3月14日、金沢市役所で職員4人が刺されたという事件だ。逮捕された33歳の男性は、大声を上げながら3階と5階のトイレなどで4人を次々と襲い、7階で取り押さえられたという。﹁市の職員だったら誰でもよかった﹂と話しているという容疑者について、﹁昨年生活保護を打ち切られ、再び受けられるよう市役所に相談していた﹂という報道を耳にし、﹁ああ…﹂としばし言葉を失った。 まず思い出したのは、昨年1月、小田原市役所で起きた﹁保護なめんな﹂ジャンパー事件︵コラム第402回、第403回︶だ。生活保護を担当する市の職員が、﹁保護なめんな﹂﹁不正受給はカス﹂などと書かれたお揃いのジャンパーを着て業務をしていたことが発覚し、大きな批判を浴びた事件。このジャンパーが作られたきっかけは、2007年、生活保護を打ち切られた男性
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