前回までのあらすじ 前回、先輩・豊若越司の助言を基に﹁新営業支援システム開発プロジェクト﹂を開始した坂口啓二。しかし、社長は現状を認識をできていない机上の空論を振りかざすなど、現実とのギャップも大きいことが判明した。そんな中、坂口の顧客であるロートンからクレームが舞い込む。果たして、坂口はクレームを無事に処理することができるのか。 トラブル突破!! 坂口 ﹁そこをなんとか……。お願いします!﹂ 考えても思い付かなければ、ひたすら頭を下げ続けるしかない。そのとき坂口の後ろのドアが開き、人の入ってくる気配がした。 江口 ﹁どうも松本さん、お久しぶりです。以前お世話になっていた江口です。いま、至急弊社のトラックを回させまして、賞味期限の少ないものはすべて最新のものに取り換えさせていただけるように準備しました。本当に申し訳ありませんでした!﹂ 松本 ﹁あぁ、以前うちを担当してくれてた江口さんか。あ
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