いうまでもないことだが、この文章は﹁PC﹂というテクノロジーを介して書かれている。PCだったりタブレットだったり、スマートフォンだったりと、実際に使う道具はバラバラだが、筆者が外部に公表する文章は100%テクノロジーを介して作られたものだ。今時珍しいことでもない。 ﹁スマホしか持っていない若者には文章が作れない﹂という声を聞くこともあるが、﹁そんなことはないんじゃないか﹂と思う。実際筆者は書いているし。大昔、紙からワープロ・PCへと移行した時代や、それどころか、海外で紙からタイプへと移行した時代にも、﹁機械で作る文章など﹂と言われたものだ。 時代によって︵広義の︶テクノロジーは変わり、テクノロジーによって表現は変わる。一方で、人間の脳みそは︵おそらく︶変わっていない。 というわけで、﹁書く﹂という最終的な行為が、テクノロジーの介在によってどう変わっているのか、少し整理してみたいと思う。 こ
![「書くこと」とテクノロジーの関係を整理する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/28998434afdeaeff8698a1affc0108409805254d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2002%2F28%2Fcover_news136.jpg)