書店と破産に関するLouisのブックマーク (4)
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岩波ブックセンター信山社が破産し、店は閉店となったことはもう広く取り上げられています。 現状までについては、月曜社・ウラゲツブログでの小林浩さんの記事がきちんとまとめてくれているので、興味のある方読まれることをおすすめします。 ただ、これは単なる一書店の閉店ではないというのが私も含め人文書出版に関わる人間の思いでしょう。 おそらく、日本で一番人文書が売れるであろう神保町という街の中心にあって、しかもあの品揃えをしている書店が継続できないということの重大性。 その重大性というのは、現代日本における︵世界的にそうなのかもしれないが︶学問や﹁知﹂というものに対する冷ややかな視線︵﹁自分には関係ない世界﹂﹁興味もない﹂という感性︶の伸長と、﹁学問なんてものは限られた旧体制エリートの手慰みと考えることがカッコイイ﹂という訳知り顔の人々がいかに多くなったかという事。 学問することが賞賛され、必要とされ
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︵有︶信山社︵TSR企業コード:291703780、法人番号: 8010002031530、千代田区神田神保町2-3、設立平成12年8月14日、資本金300万円、故柴田信代表︶は11月25日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には和田一雄弁護士︵山近・矢作法律事務所、千代田区有楽町1-13-1、電話03-3215-5410︶が選任された。 負債は現在調査中。 東京・神田神保町で︵株︶岩波書店︵TSR企業コード:290016118、法人番号: 6010001010826︶発行の書籍販売を中心とした﹁岩波ブックセンター﹂を経営していた︵岩波書店との資本関係は無い︶。人文・社会科学系の専門書、新書、文庫をはじめ岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱っていることで広く知られ、多くの書店が集中する神保町界隈でもランドマーク的な存在として知名度を有していた。 しかし、28年10月に代表
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こんにちは。先々週も触れましたが︵﹁出版不況は終わった? 最新データを見てわかること﹂︶中堅取次、太洋社の自主廃業方針の表明を受けて、書店の倒産・閉店が相次いでいます。 帝国データバンクによると、2月26日には、東京の高田馬場などに書店を展開している有力書店、芳林堂書店が自己破産しました︵帝国データバンク︶。芳林堂書店は、筆者も学生時代よく通った書店で、後に述べるように、太洋社の自主廃業表明を受けて新刊の入荷が止まり、出版関係者の間では行方が危ぶまれていました。︵2月26日17時57分追記‥業界紙﹁新文化﹂によると、店舗は別の書店チェーンの﹁書泉﹂に譲渡し、営業は継続するとのことです。︶2月11日には、茨城県つくば市の著名書店チェーン、有朋堂が全3店を閉鎖しました。 ︻友朋堂吾妻店︼友朋堂吾妻店、閉店いたしました。本日はたくさんのお客様にお出でいただき、お声かけていただき、シャッター前で
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TDB企業コード‥980463409 ﹁東京﹂ ︵株︶芳林堂書店︵資本金2000万円、豊島区西池袋3-23-10、代表齋藤聡一氏︶は、2月26日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日付で破産手続き開始決定を受けた。 申請代理人は西村賢弁護士︵港区虎ノ門4-3-1、成和明哲法律事務所、電話03-5405-4080︶。破産管財人は安藤真一弁護士︵千代田区六番町15-2、みつば総合法律事務所、電話03-3511-1836︶。 当社は、戦後、古本販売業を目的に個人創業され、1948年︵昭和23年︶3月に法人改組した書籍小売業者。71年にはJR池袋西口に芳林堂ビルを建設し、旗艦店となる池袋本店をオープン。その後も都内を中心に出店を進めて業容を拡大し、99年8月期には年売上高約70億5000万円をあげていた。 しかしその後は、長引く出版不況と相次ぐ競合大型店の出店から売り上げの減少が続き、2003
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