今春も多くの子が認可保育園に入れず、待機児童となりました。問題が解消されない大きな要因として、月給が全産業平均より約10万円低く、保育士が集まらないことが挙げられています。そのおおもととして、国が決める﹁子ども1人あたりにかかる保育の費用﹂が実態に合っていないとの指摘があります。 ﹁専門性がある仕事なのに給料が見合わない﹂。関東地方の私立の認可保育園で働く女性︵54︶は、保育士歴20年以上。昨年やっと月給が手取りで20万円を超えた。園は保育士を3年募ったが応募はゼロ。今年、若手が辞めた。 東京都内の私立認可園を3年前に辞めた女性保育士︵25︶は、朝6時半から夜8時まで働き、事務作業を持ち帰った。月給は手取りで約16万円。﹁あと10万円は増えないと続かない﹂。勤務は2年間が限界だった。 厚生労働省の2017年の調査では、保育士の平均賃金は月22万9900円。全産業平均とは10万3900円の開
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