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ロシア最大の美術館と言えばサンクト・ペテルブルグにある「エルミタージュ美術館」だ。当時、ヨーロッパから「北方の野蛮な国」とされていたロシアを大国に押し上げたエカテリーナ2世が1764年に設立した。 美術館には、ダヴィンチ、ラファエロ、レンブラント、ゴッホなどをはじめとした貴重な美術品300万点以上を所蔵していることで知られているが、もうひとつ名物があるのをご存知だろうか。これらの美術品を50~70匹のニャンコが守っているというのだ。 当時、エルミタージュ美術館ではネズミの被害が深刻だったそうだ。効果的にネズミを駆除し、かつ安全に美術品を守る方法はないか。美術館はネズミ退治のためにニャンコを警備員として採用することを決定。「ニャンコ警備隊」を配置した。一説によると、ニャンコたちは1500キロも離れた地から連れて来られたそうだ。 そして、約250年後の2012年、エカテリーナ2世時代の子孫かど
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