︻台北=龍元秀明︼台湾の鴻海︵ホンハイ︶精密工業は30日、日本電産前社長の関潤氏︵61︶をEV︵電気自動車︶事業の最高戦略責任者︵CSO︶に招くと発表した。人事は2月1日付。鴻海は今後の収益の柱としてEV事業に期待を寄せており、関氏を招いて体制強化を加速する狙いとみられる。劉揚偉董事長︵会長︶の下でEV戦略の策定などに携わるという。鴻海は同日発表した声明で﹁関氏は多くの国で自動車生産・製造オペ
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公表されていない情報として匿名を条件に複数の関係者が明らかにしたところによると、10月以降は生え抜きの昇格を含め、内部で実績を上げてきた社員中心の経営体制にしていくという。 関氏には既に社内の重要な情報が共有されておらず、9月末までに退社する方向。後任には1973年の創業以来、永守氏を支えてきた古参幹部である小部博志副会長(73)が昇格する可能性もあるという。新体制は9月初めごろにも発表する見通し。 関係者によると、永守氏は今後、世界的な景気後退が起こる可能性もあり、不況に真正面から闘う気概と執念を持っている「同志」が必要と考えているという。徹底したコスト削減や在庫管理のほか新製品の創出や生産性向上などに取り組んで難局突破を目指す。 永守氏は23日、ブルームバーグの取材に対して10月に生え抜き中心の新経営体制を発足させる方針について確認した。一方、関氏の去就についてはノーコメントとした。関
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