□﹃2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い﹄ ■本当かどうか判断しながら楽しむ インターネットの匿名掲示板などでは、実話という触れ込みの﹁面白い話﹂が大量に出回っている。 偶然の出会いから始まる感動の恋愛譚︵たん︶、嫌な相手をやり込める痛快武勇伝、嫁姑︵しゅうとめ︶の泥沼バトル…。話題を気軽に知人と共有できる各種SNS︵ソーシャル・ネットワーキング・サービス︶の普及が進んだ近年は特に、真偽不明の“いい話”の拡散が急速かつ大規模に行われるようになった。 だが、こうした書き込みをうのみにするのは少し待った方がいい。閲覧者の反応を引き出そうとする﹁ネット釣り師﹂が仕掛けた作り話かもしれないからだ。 ﹁釣り文書は、読者にとってクイズみたいなもの。何も考えず“いい話”として他人に広めるのでなく、本当かどうか判断しながら楽しむのが健全﹂ そう語る著者は、