今週の読売ウイークリーにも談話を寄せているが、どうもウイルスが新種である 可能性が高いように思う。1ワクチン接種で発病したこと。2 オーストラリアの厳 しい検疫すら突破したこと。 3大井で陰性だったのに広がったこと。4発熱馬で 陰性の馬が多いこと。5JRAでの発見がかなり蔓延してからだったこと。など、過 去のタイプとおなじならつじつまの合わないことが多すぎる。新種なら過去のワクチ ンが効果を発揮しないし、抗体検査で必ずしも陽性になるわけではなく、たまたま 似たウイルスなので過去のウイルスへの抗体が上がっているものが陽性になる だけで、実際の感染と一致するわけではない。つまり、現在の抗体検査が有効で ない可能性がありそうに思う。競走馬総合研究所栃木支所でどれだけウイルス の同定ができているのかわからないが、新種であればそれも簡単ではないだろう。 まだまだ予断は許されないインフルエンザ