﹁ぐわし!!﹂ インタビューは、このことばから始まった。 ﹁漂流教室﹂や﹁わたしは真悟﹂など、ホラーやSFを中心に数多くの名作を生み出してきた、漫画家の楳図かずおさん。 1995年以降、漫画の創作からは遠ざかっていたが、ことし1月、27年ぶりとなる新作を発表。それも漫画ではなく、101点の連作絵画という初めての試みだった。85歳にして新しい表現の形に挑んだ楳図さんに、その思いを聞いた。 ﹁へび少女﹂や﹁おろち﹂などのヒット作を手がけ、ホラー漫画の第一人者として活躍を続けてきた、楳図かずおさん。 手がけるテーマは、ホラーにとどまらず、﹁まことちゃん﹂に代表されるギャグ漫画、そして﹁漂流教室﹂や﹁14歳﹂といったSFなど、ストーリーテラーとしての類いまれな才能で数々のヒット作を生み出した。 しかし1995年以降は新作の発表はなく、漫画の創作からは長らく遠ざかっていた。 それから四半世紀、楳図