﹇ロンドン発﹈英国の郵便局を支えてきた元準郵便局長550人以上が会計システムのエラーから﹁無実の罪﹂を着せられ、投獄されたり、破産したりしていたことが分かりました。 ロンドンの高等裁判所は16日﹁地獄の20年﹂を味わった元準郵便局長たちの訴えを認め、和解金578万ポンド︵約8億3400万円︶の支払いを郵便局の窓口業務を引き受けるポスト・オフィス社に命じました。 英メディアによると、この会計システムはもともと英コンピューター企業ICLが開発した﹁ホライゾンシステム﹂。高等裁判所の判事はホライゾンシステムにかなりのバグやエラー、不良があったため、準郵便局長の支店口座に不一致が生じたことを認めました。 郵便局側は﹁ホライゾンシステムに何の問題もなかった﹂と主張してきました。しかし判事は﹁2000年に導入されたシステムは少しも堅牢ではなかった﹂として、郵便局の支店口座で帳尻が合わずに資金不足が生じ