裏金事件 パーティー、派閥﹁悪くない﹂ 論点すり替え ﹁モラルの面でも、人権感覚の面でも、政界の取り組みは一番遅れていると感じます﹂。派閥の裏金事件で根強い金権体質が明らかになった自民党と向き合う、立憲民主党参院議員の塩村文夏さん︵45︶は嘆く。東京都議時代に﹁セクハラヤジ﹂を浴び、女性蔑視の風潮を改善するきっかけになった﹁あの人﹂である。 ﹁政治資金パーティーって本来、悪いものではない。それを悪者にしたのは大きな問題点かなと思っています。真面目にやっている議員からしてみればそりゃないでしょ、と思います﹂。東京・永田町の参院議員会館で向き合うと、のっけから持論を展開され、やや面食らった。しかも、元タレントで、政治家としては﹁塩村あやか﹂で活動する塩村さん、やわらかな笑顔を浮かべて軽やかに語るのだ。
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