その昔、プログラムを覚えたての頃、プログラムってのは単に﹁処理﹂を記述するものだと考えていた。処理を1ステップごとに記述し、場合によってはサブルーチンに切り出し、再利用する。 今振り返ると、オブジェクト指向を覚え始めてしばらくして、その意識は変わっていた。当然﹁処理﹂を落とし込まなければプログラムは動かない。だから﹁処理﹂はプログラムに込める。ただ、オブジェクト指向言語を使うと、これに加えて﹁意図﹂を落とし込むことができる。 オブジェクト指向を学び始めた当初、Javaのインターフェイスの存在意義がわからなかった。プログラムは﹁処理﹂を記述するものだという視点で見ると、インターフェイスには﹁処理﹂を書くことができない。インターフェイスだけでは何も起こらないからだった。 さらに、IDEを使ってコードを追っていると、途中でインターフェイスのソースを開くことになり、﹁なんだよ、中で何やってっかわか