政府は4日、アニメや漫画といったコンテンツなどを海外に売り込む﹁クールジャパン戦略﹂を5年ぶりに改定した。コンテンツ産業の海外展開規模を2033年までに現在の4倍以上の20兆円に引き上げる野心的な目標を掲げた。 政府は﹁クールジャパン﹂の分野として、アニメや漫画、ゲームなどのコンテンツ産業、訪日外国人によるインバウンド消費、農林水産品・食品の輸出などを挙げ、19年にクールジャパン戦略を策定した。 新戦略は新型コロナウイルス禍を経て、日本のアニメ・漫画人気が一部の層から一般的な若者にも拡大▽すしや天ぷら以外にも日本食人気の裾野が拡大▽リピーターや長期滞在の訪日客増加――などの環境変化があったと分析。﹁クールジャパンを﹃リブート﹄︵再起動︶すべき時期が到来した﹂とうたった。 政府によると、日本発コンテンツの海外展開規模︵22年時点︶は4・7兆円で、半導体産業の輸出額に迫る規模。政府はコンテンツ