五輪開催、与党弱気に コロナ禍収まらず悲観論 2021年05月14日08時29分 東京五輪のロゴ︵AFP時事︶ 新型コロナウイルス感染拡大が収まらず、東京五輪・パラリンピックの予定通りの開催に弱気の声が与党に広がりつつある。菅義偉首相の開催方針は揺らいでいないが、7月23日の開幕まで2カ月余りとなっても感染収束の兆しは見えず、自粛生活を強いられる世論の反対も根強いためだ。 東京五輪﹁やるよ﹂ 菅首相 開催に悲観的な声が与党内に目立ち始めたのは、大型連休明けのことだ。首相に近い自民党幹部は﹁開催はちょっと難しい﹂と漏らし、中堅議員も感染力の強い変異ウイルスの拡大を理由に﹁厳しいかもしれない﹂と語った。 こうした見方が強まっているのは、3度目の緊急事態宣言でも期待された効果が見られず、期間延長と対象地域の拡大を迫られたことが大きい。国民の﹁自粛疲れ﹂を反映し、各種世論調査でも半数程度が中止を求
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