2017年2月にコーエーテクモウェーブから発表された多機能VR筐体﹁VR センス﹂は、近年盛り上がりを見せるVRマシンの中でも、際だってユニークな存在だ。 ※VR センスでは、VRのシステム自体はPlayStation VRを使用している。プレイヤーはコックピット型の筐体内部に座って、VRの世界を体験。座っているシートが前後左右上下等に稼働してアクションを体感できる﹁多機能3Dシート﹂をはじめ、﹁香り機能﹂﹁風機能﹂﹁ミスト機能﹂﹁温冷機能﹂や、頭の上にいきなり虫が落ちてきたり、足下をネズミが走り抜けたりといった感覚を疑似体験できる﹁タッチ機能﹂まで搭載されている。︵編集部注︶ 歴史シミュレーションゲームで知られるコーエーテクモが独自のVRマシンを、しかもアミューズメント向けの筐体をリリースするというのも驚きだが、我々が特に興味を抱いたのは、本機の開発経緯だ。 このVR センスはなんと、コ