﹁本のかたち﹂という変わったフォーラムに行ってきた。本の未来のビジョンとスキームを語らおうという場だ。詳細は[公式サイト]を参照。 出版界の危機を反映した、真っ向勝負のテーマなのに、キャッチボールのようなやりとりに拍子抜け。初回だからこんなものか。もっと殺伐とした、顔面ありドッジボールを期待するわたしが悪か。とはいえ、普段なら得られない﹁気づき﹂があったので綴ってみる。 まずは"逃げ場としての図書館"に反応した。これは、橋本大也氏の提言の一つ﹁教会としての物理的図書館﹂の話の中で出てきた。曰く、管理教育に馴染めなかったとき、地域の図書館が一種の避難所として役に立ったという。そして、大検という選択肢があることを図書館の本で知り、人生を拓いたそうな。図書館とは﹁情報による救済と癒しの場﹂であって、﹁万人を迎え入れてくれて、放っておいてくれる場所﹂として重要だという。 おお、なんというシンクロニ