メディア業界に激震が走っている。 広告収入の減少に歯止めがかからないのだ。昨年までは、新聞、雑誌、ラジオといったメディアの広告収入が減少する一方で、インターネット広告の伸長ぶりが著しいなど、新旧メディアの交替が印象づけられた形だったが、今年になって、どうも様相が違ってきている。新旧を問わず、マスメディア広告全体が総崩れの状態なのだ。 例えば、マス広告の世界に君臨してきたテレビ広告の不振が続いている。最近のニュースでテレビ朝日、テレビ東京といった東京キー局のスポット広告が落ち込み、役員報酬のカットや制作費の削減に手をつけはじめたことが報じられている。テレビ朝日の5月のスポット広告収入は、前年同月に比べて、15%も下回っているという。苦しいのはこの2社ばかりではない、視聴率のトップ争いをしている、日テレ、フジテレビ、TBSといった局でも、同様に前年比マイナスという状況であり、民放キー5局の08
![第三の開国へ マス・マーケティングの崩壊がもたらすメディア開国 - カトラー:katolerのマーケティング言論](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7bd7348bbb877a2421df3f1b3197f09c3e262d99/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fkatoler.cocolog-nifty.com%2Fmarketing%2Fimages%2F2008%2F08%2F08%2Fakasaka_sakas.jpg)