﹁森﹂と﹁林﹂の違いは木の本数か? ﹁森﹂は木が3つ、﹁林﹂は木が2つ。﹁木﹂が3本の森の方が、2本の林よりも﹁木﹂が多く集まっている場所のように思えます。そして、そのように解釈されている方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際に使わている言葉を見ると、木の本数で判断するのは早計のようです。例えば、ジャングルの﹁密林﹂、アマゾンの﹁熱帯雨林﹂、白神山地の﹁ブナの原生林﹂など、木の多い場所に﹁林﹂が使われていますし、逆に﹁鎮守の森﹂︵※︶のように、必ずしも木が多くない場所に﹁森﹂が使われていることもあります。 ※鎮守の森‥日本各地の人里近くにあり、神社や御神木と呼ばれる大きな木を囲むようにして、こんもりとした大小の森。人々は、奥山の神様がときどき人里に降りてくると考えており、その神様を迎える場所として、小高い場所に木を植えて森を育てたといわれています。 他にも、﹁森林﹂﹁原始林﹂﹁雑木林