IBMは好調な第3四半期決算を発表し、2010年通期決算の見通しを上方修正した。同社は、サービスからメインフレーム、分析にいたる各事業で強みを発揮した。 IBMが計上した9月30日締めの第3四半期の売り上げは前年同期比3%増の243億ドル、純利益36億ドル︵1株あたり2.82ドル︶だった。金融アナリストは売り上げ241億3000万ドルに対し、純利益2.75ドルを予測していた。 2010年通期の1株利益は、11.40ドルへと上方修正された。 以下が詳細である。 地域別にみると、南北アメリカ地域における第3四半期の売り上げが前年同期比3%増の102億ドルだったの対し、欧州、中東、アフリカ地域では前年同期比6%減の74億ドルだった。アジア太平洋地域の売り上げは14%増えて59億ドルとなった。 BRICs諸国︵ブラジル、ロシア、インド、中国︶での第3四半期の売り上げは前年同期比より29%増加した。
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