﹃孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術﹄︵三木雄信著、ダイヤモンド社︶の著者は、ソフトバンク社長室長として、孫正義氏のもとでさまざまな実績を積み上げてきた人物。注目すべきは、さまざまな業務を通じ、﹁高速PDCA﹂の土台を構築したということです。 いうまでもなく、PDCAとはPlan︵計画︶、Do︵実行︶、Check︵評価︶、Act︵改善︶の略。この4段階をらせん状につなげ、そのサイクルを1周ごとに向上させ、継続的な業務改善を行うという考え方です。このPDCAに関する本書のポイントは、著者が孫社長の仕事のやり方を徹底的に分析した結果、孫社長の仕事に次のような特徴があることに気づいたという点です。 ・﹁目標へのこだわり﹂が異常に高い ・目標を達成するために、﹁ありとあらゆる方法﹂を試している ・﹁数字で厳密に﹂試した方法を検