アマチュア無線人気に復調の兆しが見えている。愛好家の集まりである日本アマチュア無線連盟︵JARL︶の令和2年度末の会員数は、前年同期比574人増で6万5788人となり、平成6年以来、27年ぶりに増加した。インターネットの普及などで長らく下火だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い室内でできる趣味として、新たな愛好家を獲得しているようだ。 会員数の増加についてJARLの担当者は、﹁︵コロナの︶感染リスクがない趣味としてアマチュア無線が見直されている﹂と歓迎する。 アマチュア無線の担い手は、ネットや携帯電話の普及で減少の一途をたどってきた。令和2年度末のアマチュア無線の基地局数は38万6588局で、ピークだった平成6年︵約136万局︶の3分の1以下にまで落ち込んでいる。 一方、アマチュア無線は、災害時にネット環境や電話回線が寸断された際の非常通信手段として重要な役割も担う。23年の東日本大震
![アマチュア無線、27年ぶり会員増 コロナ禍で脚光](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e94b58a6e0e856d49c2a18a7cc9255c97a71b412/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_economy.jpg)