安倍晋三首相は﹁一般に﹂を多用するが、その話し方、いわゆる話体にはどういった特徴があるのか。5月28日の民主党・辻元清美氏、同・緒方林太郎氏、6月1日の自民党・岩屋毅氏に対する衆院特別委員会での答弁をもとに、日本語学者でお笑い芸人のサンキュータツオさんに、文体論の視点から、首相の話体を分析してもらった。 ――安倍首相の話体。どんな印象を持ちましたか。 ﹁﹃まさに﹄﹃いわば﹄﹃~において﹄という言葉を多用していますね。しかも﹃まさに﹄でも﹃いわば﹄でもないところで使ってます。﹃いわば、ないわけでありまして﹄とか﹃まさに、そこに書いてあるのは﹄﹃基本という中において﹄とかです。話のリズムやテンポを取るために使うその人に特徴的な言葉、個人言語と言いますが、話し方の癖だろうと思います。﹃えー﹄も比較的、多いです。大平正芳元首相の﹃あーうー﹄が有名ですが、フィラー、つまり言いよどみです﹂ ――﹁一般
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