2008年2月16日、コソボ自治州都プリシュティナ︵Pristina︶で、市場で売られるアルバニアの旗。(c)AFP/DIMITAR DILKOFF ︻2月17日 AFP︼現地時間17日に独立宣言するとみられるセルビアのコソボ自治州。祝賀ムードが落ち着くとともに、住民は民族対立と破たん寸前の経済という厳しい現実に向き合うことになると専門家は指摘する。 欧州連合︵EU︶支援部隊とコソボ自治州政府を待ち受けている困難を象徴しているのが、州都プリシュティナ︵Pristina︶から北西約20キロにあるPriluzjeだ。 この村では、1998-99年の紛争で橋が破壊された。州の中部から北部に流れるSitnica川にかかるこの橋は、村の生活に欠かせない。しかし再建を巡って、アルバニア系住民とセルビア系住民の対立が続いている。 ■消えない民族対立 あるセルビア系住民︵49︶は、﹁われわれが自分の土地に