新型インフルエンザの感染が拡大している米国で、わざと感染して免疫をつけようという「感染パーティー」が話題になり、米保健当局が20日までに「個人と子どもを危険にさらす」と警告する事態になった。 専門家によると、こうした方法は感染第二波に対する免疫がつく確証がない上、個人の健康状態によっては重症化したり、家族や同僚に感染を広げたりする恐れがあるという。 ニューヨーク・タイムズ紙などによると、この種のパーティーは近所で水ぼうそうなどに感染した子どもが出た際、ワクチン接種を嫌う親が子どもに免疫をつけさせるためにわざと感染させる集会で「チキンポックス(水ぼうそう)パーティー」などと呼ばれる。 疾病対策センター(CDC)のベッサー所長代行は「大きな間違い。(全体の傾向と)個人への影響は別だ」と述べ、危険なパーティーを試さないよう呼び掛けている。(共同)
中国の安徽(Anhui)省合肥(Hefei)の病院で、新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」の感染検査キットを用意する医療スタッフ(2009年5月4日撮影)。(c)AFP 【5月7日 AFP】新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」がパンデミック(世界的流行)の一歩手前といった感で広まっているが、これまでに新型に感染した人は、今後このウイルスがより致死性の高い型に変異した場合も、すでに免疫があるために感染せずにすむかもしれないと、科学者らが指摘した。 こうした現象は、1918年にスペインかぜが世界的に大流行した際にみられたという。この年、春により軽い春かぜにかかった人は、強度の致死性をもつスペインかぜが数か月後に猛威を振るい、世界で少なくとも4000万人が死亡した際、最初のかぜが実質的に予防接種の役割を果たしていたことが、最近の研究で明らかになっている。 前年11月に
改正薬事法(概要PDF)がこの2009年6月1日に完全施行される予定だが、目前に迫ったこの時期にきてもインターネットを含めた通信販売のあり方などについては、その混乱の度を極めている。 簡単に改正薬事法に関するこれまでの経緯を振り返っておく。基本的に現行の薬事法(昭和35年法律第145号)は1960年に施行されたものだ。これが、1990年代に入ると国により政策として薬事法に関連する規制改革がさまざまに実施され始まった。1998年には栄養ドリンクが、2004年にはビタミン剤や整腸剤が、といった形で医薬部外品の指定範囲が新しく指定され、コンビニエンスストアなど薬局以外の店舗でも取り扱えるようになったことなどがある。 そして、今回完全施行されようとしている改正法は、2006年6月8日に衆院本会議で可決・成立した改正薬事法案に端を発する。店頭医薬品(一般用医薬品)をリスクに応じて3区分に分け、副作用
厚生労働省が平成17年12月に出した新型インフルエンザ対策行動計画によると、日本の全人口の25%が新型インフルエンザに罹患すると想定しており、医療機関を受診する患者数は約1300万人~約2500万人(中間値約1700万人)になると推計、過去に大流行したアジアインフルエンザなどを中等度(致死率0.53%)とした場合には入院患者数の上限は約53万人、死亡者数の上限は約17万人となり、かの有名なスペインインフルエンザを重度(致死率2.0%)とした場合には入院患者数の上限は約200万人、死亡者数の上限は約64万人となるそうです。 また、東京商工会議所が出しているPDFファイル「中小企業のための新型インフルエンザ対策ガイドライン~命を守り、倒産をまぬがれるために~」によると、新型インフルエンザの大流行により、数週間から数カ月ビジネスが中断する可能性があり、中小企業においては「倒産の危機」に直面する危
名護市の民間研究機関「生物資源研究所」の根路銘国昭所長が、特許庁に出願していた沖縄に自生するセンダンの成分を活用したインフルエンザ予防・消毒剤の特許が27日までに認められた。ヒトへのインフルエンザだけでなく豚や鳥など、すべてのインフルエンザウイルスを殺傷する効力を持つ可能性が、実験結果で示された。根路銘氏は「ワクチン開発が容易でない以上、感染を最小限に食い止めることは重要。冬季に豚インフルエンザが大流行する可能性がある」として、秋までに予防・消毒剤の実用化を目指している。豚インフルエンザへの対応が世界的課題となる中、根路銘氏の研究は注目を集めそうだ。 実験データでは、豚インフルエンザの同系統のウイルスで、センダンからの抽出エキスを64倍に希釈した場合100%、128倍に希釈しても、90%の高い不活化効果を示した。鳥インフルエンザでも、ほぼ同様の効果が示された。噴霧投与が一番好ましく家庭や学
フランスの航空会社エールフランスで、新型インフルエンザへの感染を恐れ、客室乗務員らの間でメキシコ便への搭乗拒否が相次いでいることが明らかになった。フランス公共ラジオが29日、報じた。 乗務員らが最初に搭乗を拒否したのは25日。メキシコ行きの便の機長が新型インフルエンザへの感染の危険を理由に搭乗を拒否したため、搭乗予定のチーム全員が予備のチームと入れ替わった。 その後も、客室乗務員らの間では体調不良などを理由に搭乗拒否が相次いでいるという。エールフランスはコメントを拒否している。 同社はパリとメキシコ市との間に週10便を運航している。(共同)
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