ファミリーマートは2019年には約1万6000店舗で展開していた。しかし、20年からは販売推奨の対象から外して、選択制に移行。同年9月15日からおでん鍋を展開し始めた店舗は約4800店舗にとどまった(気温の変化によってその後の設置店舗数は変化する)。おでん鍋の設置を加盟店の判断に委ねたのは、仕込み作業などの負荷を減らし、食品ロスを削減するのが目的だった。 同社の広報担当者によれば、コロナ禍により「衛生面を気にするお客さまが増えた」ことも影響したようだ。ファミマも含めた大手コンビニでは、20年からおでん鍋のふたを常に閉めた状態にしたり、鍋の前に飛沫防止パネルを設置したりといった対応をした。 おでん鍋を設置しない店舗では、おでんが買えなくなったわけではない。自宅で食事をするシーンが増えたことも踏まえ、レンジであたためて食べるタイプの商品などを取り扱うようになった。 選択制に移行した翌年となる2
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