鶴見済に関するaovenのブックマーク (2)
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﹃完全自殺マニュアル﹄や﹃0円で生きる﹄の著者として知られるライターの鶴見済︵つるみ・わたる︶さんは近年、生きづらさを感じる人たちのための集会﹁不適応者の居場所﹂を都内で定期的に開催しています。また、2012年からは不要になった物を無料で放出する﹁0円ショップ﹂を仲間たちと運営してきました。 1993年出版の﹃完全自殺マニュアル﹄︵太田出版︶で自殺の方法を紹介し、日常と向き合う﹁心構え﹂を持とうと提唱した鶴見さん。以後も﹃脱資本主義宣言﹄﹃0円で生きる﹄︵ともに新潮社︶など、社会からはみ出そうになっている人たちに、手を差し伸べようと執筆を続けてきました。 そんな鶴見さんは、今を生きる人たちがどのような﹁生きづらさ﹂を抱えているとみているのでしょうか。またその背景に、どのような問題があると考えているのでしょうか。話を聞きました。 ﹁降りた﹂あと何もなくて孤立してしまう ーー鶴見さんは、今の人
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﹁アイ・ラヴ・ユー﹂なんて自分には無関係だった30歳くらいまで、異性とつきあったことがなかった。一対一でデートみたいなことをしたことも一度もなかった。 高校から浪人の頃となると、異性と会話をした憶えもあまりない。高校は共学だったので近くにはいたのだろうが、名前を憶えている女子すらほとんどいない。30歳くらいになってつきあいはじめたのは、書いた本がベストセラーになったので、興味関心が合う異性と格段に出会いやすくなったからだった。そんな特殊な事情がなければ、その後もどうなっていたかわからない。 もともと恋愛には、それほど熱意はなかった。女子にモテようと努力するなんて、そもそも恥ずかしいではないか。﹁アイ・ラヴ・ユー﹂なんて、自分には無関係な、歌に出てくるだけの言葉でしかなかった。しかも、誰でもそんなものだろうと思っていた。
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