TOC条約を締結=「共謀罪」法の施行受け-政府 閣議後、記者の質問に答える岸田文雄外相=11日午前、首相官邸 政府は11日の閣議で、各国と組織犯罪に関する捜査情報の共有が可能となる国際組織犯罪防止条約(TOC条約)を締結することを決めた。「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」の新設を柱とする改正組織犯罪処罰法が同日施行されたことを受けた措置で、政府は同日に国連事務総長宛てに受諾書を寄託。効力は寄託から30日後の来月10日に発生する。 同条約は187カ国・地域が締結済み。2000年に国連総会で採択され、03年に発効した。日本は03年5月に国会で承認したが、関連国内法として制定を目指した過去の「共謀罪」法案は3度廃案になり、条約締結に至っていなかった。 岸田文雄 外相は閣議後の記者会見で、「20年東京五輪・パラリンピックを控え、わが国が締約国になることは大きな意義を有する。テロを含
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