“原子力村”の内部事情をよく知る現役官僚が書いた小説『原発ホワイトアウト』(講談社刊)が人気だ。 SPA!取材班は、同小説の登場人物のモデルと思われる人物を直撃、小説内では再稼働を阻む新埼県の伊豆田知事のモデルである新潟県知事、泉田裕彦氏を直撃した! ◆メルトダウンしない前提の“安全基準”は非常に危険だ!! ――『原発ホワイトアウト』を書いた現職官僚が懸念しているのは、外国に比べて甘い安全基準のまま原発再稼働に突き進めば、結局再びメルトダウンが起こってしまうということですが。 泉田:それは同感です。例えば、ヨーロッパの原発は「メルトダウンは起きる」という前提で設計されている。核燃料の冷却に失敗をすれば、溶けて下に落ちるわけです。福島原発事故では落ちたときに何の対処もしていないから、結果として大量の放射能を放出してしまった。そこで欧州では「コアキャッチャー」という設備を設置して、メルトダウン
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