ホテル内のバーに提供した作品が無断でまるで別の姿に改変された――。アーティストの吉田朗さんと、そのマネジメントを手がけるユカリアート代表の三潴ゆかりさんによる抗議が波紋を広げています。ねとらぼ編集部では、改変に関与したとされる三井不動産およびマザーエンタテイメントに事実関係を問い合わせました。 改変前の作品(画像はプレスリリースより) 改変後の作品(画像はプレスリリースより) 変更には許可が必要だが、無断で改変されたとの主張 吉田さんらの発表によると、アート作品「渋谷猫張り子」が設置されているのは、三井不動産が所有する商業施設やホテルなどが一体となった「sequence MIYASHITAPARK」の最上階にあるバー「SOAK」。 2019年8月、吉田さんは設置当時SOAKの運営会社だったBAKERU(当時は東京ピストル)から制作依頼を受け、作品を制作しました。その後、2020年4月に作品
人気漫画「左ききのエレン」のNFTアートオークションの販促漫画として公開された特別編「THROW UP THE DEUCE」(以下、左ききのエレンNFT漫画) でNFTアートの説明が大きく間違っていて問題視する声が数多く上がり問題になりました。結果的に私バーチャル美少女ねむが監修させて頂き、現在は表現を修正頂きました。今後の健全化に向けた注意喚起として、作者のかっぴー先生了承のもと、本記事で顛末を公開します。 NFTアートは価格操作等の為にありもしない機能が吹聴されがちで、大手メディアも平気でめちゃくちゃな誤情報を流しており現在世界的に大きな社会問題になっています。本件は単なる確認ミスかと思いますが、NFT関連企業が運営している有名コンテンツを扱った企画でもこういったことが起こってしまったのは非常に残念です。今回かっぴー先生が誤情報が広まるリスクを理解し辛抱強く対応してくれて、適切に修正が
Twitter: 356 Facebook LINEでおくる B! Bookmark 更新通知を受ける 東京の銀座ソニーパークで16日から開催されているサッカーのイベント「GINZA FOOTBALL MARKET」。 フットボールカルチャーをファッション・アート・音楽の観点から切り取ったアクティビティということで、さまざまな展示がされているのですが、その中にサポーター間で物議を醸しているアートがあるようです。 [Ginza Sony Park]GINZA FOOTBALL MARKET https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000365.000000353.html 日常の中に根付くフットボールカルチャーを発信するSHUKYU Magazineと、ファッション・アート・音楽を通してサッカーが持つ様々な魅力を体験できるイベントです。 コロナ禍でスタジアム
2019年1月17日の昼、小池百合子都知事は、バンクシーがボムしたかも知れないとされるアンブレラ・ラット(=ネズミ)と一緒に映った写真をツイートした。と、同時に「遂にバンクシーが日本にも作品を残したのではないか?」というニュースが日本中を駆け巡った。 実際のツイートがこちら あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPBVAq3GG3 — 小池百合子 (@ecoyuri) January 17, 2019 東京都知事のツイートを受けて、いろんな人たちがこの話題に参戦している。「こんなんフェイクに決まってる」とか。また、ネズミ(=Rat)が持つ傘が福島の原発から降り注ぐ雨をかわしているんじゃないか?とか。 目の付け所が流石だな、と思ったが。しかし、もし、これがバンクシーが残して
オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)のクンストハル(Kunsthal)美術館で、盗難にあい空きスペースとなったアンリ・マチス(Henri Matisse)の絵画が展示されていた場所(2012年10月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANP/ROBIN UTRECHT 【7月17日 AFP】オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)のクンストハル(Kunsthal)美術館から昨年10月、わずか90秒足らずの間にパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やクロード・モネ(Claude Monet)などの7作品が盗みだされた事件で、逮捕された容疑者の母親が盗難絵画を「燃やした」と供述していることが分かった。ルーマニアの通信社メディアファクス(Mediafax)が16日に伝えた。 今年1月に逮捕されたラドゥ・ドガル(Radu Dogaru)被告の母親は「証拠を隠滅」するため、総額1
1910年の絵画「Ecce Homo(この人を見よ)」のオリジナル(左)、「修復」前(中央)、「修復」後。スペイン・ボルハ(Borja)の教育センターが公開(2012年8月22日提供)。(c)AFP/CENTRO DE ESTUDIOS BORJANOS 【8月26日 AFP】「世界最悪の修復」でサルさながらに変貌してしまった102年前のキリストの肖像画を見ようと、スペイン北東部ボルハ(Borja)を訪れる人々が数百人規模に急増している。 この肖像画はスペイン人画家エリアス・ガルシア・マルティネス(Elias Garcia Martinez)が1910年に描いた「Ecce Homo(この人を見よ)」で、ボルハ市内の教会の柱に直接描かれている。傷みが目立ち始めたため、年齢が80代とされるセシリア・ヒメネス(Cecilia Gimenez)さんが善意で修復を試みたところ、オリジナルと似ても似つ
イラスト投稿サイトがもめている。「現代アート」をカタる連中が、投稿者たちの作品をここから拾い、かってにそれらの切り刻んで、もしくは、ただ水に濡らしただけで、自分の作品だ、と言い出し、それをサイト事務局も黙認していたからだ。そのうえ、新しい表現は世間の反発を買うものだ、理論武装すれば法律なんかいずれ変わる、などと、擁護するバカまで出てきた。昨年の首都大のドブス騒ぎではないが、「現代アート」を名乗れば、何でも許されると思うなよ! これは、著作権の問題以前に、創造性の問題だ。事情のわからない方々のために、話を簡単に整理しておこう。 もともと芸術や文化の領域では、かつてはそのままの保存や複製の方法が多くはなかったのだから、伝承は、再現や再話、模写によって成り立っている。たとえば『風神雷神図』なんて俵屋宗達の原画(1467、国宝)に続いて、尾形光琳(1710、重要文化財)、酒井抱一(1821)など、
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