給食のご飯に、持参したふりかけをかける中学生=1月10日、兵庫県川西市 中学校の給食での﹁ご飯﹂の食べ残しに悩む兵庫県川西市が昨夏、生徒の提案を採用して、ふりかけの持参を認めた。それに対し、給食の提供にかかわった市議が猛反対。ウェブメディアも報じたことで、﹁ふりかけ持参﹂の是非をめぐる論争がわき起こった。﹁ふりかけでご飯が進むはず﹂﹁栄養バランスを考えているのに﹂。子どもたちのため、より良い給食をめざしてきた大人たちの議論の行方は――。 ︻写真︼﹁ふりかけ持参﹂が議論になっている川西市の給食はこちら * * * ことの発端は昨年9月、川西市が給食のために生徒に﹁ふりかけ﹂の持参を認めたことだった。 市が設けたルールは﹁1人あたり、ふりかけ1袋﹂﹁ほかの生徒に渡さない﹂﹁食物アレルギーのある生徒に配慮して、周りに飛散することのないよう注意する﹂というもの。 その是非をめぐり、論争がわ