﹁小麦は粒のままでは食べられないため、粉にして食べる﹂というのは、わりと有名な話のようだ。 例えば﹃コムギ粉の食文化史﹄では﹁粒のまま食べても食味はきわめて悪い﹂などとはっきり書かれている。 小麦の栽培が始まる前から、人類は野生の小麦を粉にして食べていたというくらいだ。 でも本当に、食べられないほどのまずさなんだろうか。 本当に、本当なのか。 炊飯器や圧力鍋といった文明の利器を使って試してみたい。 また、調子にのってスペルト小麦(古代小麦)、大麦、ライ麦、エンバクも同様に試してみたい。 ﹁小麦粒﹂に初めてのご対面 ﹁玄小麦﹂という名前で売られていた 今回買ったのは﹁きたほなみ﹂という種類。中力粉になるうどん用の小麦で、日本産小麦では最も生産量の多い品種だそうだ。 これが、 これになるのだ 今朝もうどんを食べたのだが、初めて見る小麦粒にはけっこうな感動があった。 白米、玄米と比べてこの色の濃
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