中国の自動車業界で、PHV︵プラグインハイブリッド車︶の新型車投入や技術開発を強化する動きが相次いでいる。中国市場でEV︵電気自動車︶の需要拡大がスローダウンする中、PHVは伸び続けていることが背景だ。3月後半だけで、少なくとも4つのメーカーがPHV関連の発表を行った。国有自動車大手の長安汽車は3月18日、同社の第2世代のレンジエクステンダー型EVプラットフォーム︵車台︶を採用した新型車﹁深藍G318﹂をお披露目した。 ︵訳注‥レンジエクステンダー型EVは、航続距離を延長するための発電専用エンジンを搭載したEVを指す。中国の販売統計上はPHVに分類される︶3月24日には、民営大手の吉利汽車の関係者が一部のメディアに情報をリーク。同社の次世代のPHVプラットフォームを採用した新型車の航続距離が、車載電池とガソリンタンクを満タンにした場合に最大2000キロメートルに達するとアピールした。