日本サッカー協会は25日に開く理事会で、次期会長選を直接投票によって行う可能性が急浮上した。現職の犬飼基昭会長︵68︶、小倉純二副会長︵71︶、大仁邦弥副会長︵65︶らが立候補する予定だ。これまでは協会理事による無記名投票の結果を受けて、次期役員候補推薦委員会︵川淵三郎委員長︶がとりまとめる形をとっていた。本来なら、同委員会からの推薦により、すんなり犬飼会長の再選で決まりという流れだったが、風雲急を告げた格好だ。 22日に行われた役員推薦委員会では、4時間近くかけて協会役員の選出方法の変更案などが話し合われたもよう。川淵委員長は﹁ノーコメント。私はもう何かを言える立場ではない﹂と話し、犬飼会長も﹁私は何も聞いていませんのでわかりません﹂と言っただけで協会をあとにした。 事業仕分けの一環で、日本サッカー協会は、これまで通りの財団法人か、税制上の優遇がほとんどなくなる一般財団法人になるかを